Worksリノベーション施工事例
Works
素肌で感じる団地リノベ
〈つくば市 Y様邸〉
夫婦による夫婦の
ための暮らし
私たち夫婦は、よほどの真冬ではない限り素足で過ごします。たとえ締め付け感の少ない靴下でも好きではなく、床に足指を広げ、足裏全体で床を感じたい。そんな夫婦だからこそ、今回のリノベーションで、床の素材選びには時間をかけ、とことんこだわり抜きました。古い団地での静かな暮らしがワンランクアップしました。
ひとり暮らし時代に使い慣れた、I型の小さなキッチンをイメージしてこのタイプにしました。選抜を重ねたお気に入りの調理器具や食器しか使わないから、私たちにはこれくらいがちょうどいい。ドアは壁になじませるカラーに。キッチン側の床材「オビノコ」は、ぴたっと足裏にフィットして動きやすく、作業効率も上がりました。
床も、キッチンも、ニュージーパインという木を使用しました。「計画的に植林されているからサステナブルなんだ」と、学生時代に環境サークルに所属していた夫の強い希望です。キッチンの色は、ワンルームマンション時代と同じ白をセレクト。
カフェを参考にした
自慢のダイニング
この年季の入った団地をリノベーションするにあたって、床の貼り分けるという贅沢だけは目をつぶることにしました。なぜなら、私たちにとって床というものは、暮らしの基本だから。コンパクトな空間でも、段差をつけたりベンチを設けたりして、あちこちでくつろげるように設計しました。友人からの評判も上々です。