Works施工事例
Works
パリの風が吹く暮らし
〈阿見町市 S様邸〉
パリでの生活の
記憶を辿る
パリから帰ってきて3年になる私たちは、フランス語とは縁遠くなりましたが、今でも『土曜日は街に出て、日曜日は家族と家で過ごす』というパリ流の生活を続けています。そんな暮らしを、日本に帰国してからもパリのアパルトマンのようなお家で過ごしたいと思い、家を建てることにしました。
パリのアパルトマンではあちこちに不具合があり、隣人に助けてもらいながら修理をして過ごしました。そんな苦労を経験した分、妻はどこよりもキッチンに手間をかけました。妻と娘が同時に立てるよう作業台を設け、パリで使っていたものと似た雰囲気のキッチンに出会え、キッチンに立った妻は涙ぐんでいました。
ダイニングテーブルは、キッチンと同じシリーズの無垢材のテーブルに。あめ色になるまで我が家でじっくり育てるが楽しみです。毎週日曜日をここで何をして過ごそうか考えるだけでわくわくします。いつか娘とここでお酒を交わしたいですね。
小さなパリが
ここに完成しました
扉は同じ框入りのデザインで、パリのアパルトマンで妻が塗ったのに近いグレーを選びました。当時の空気感を踏襲しながらも、機器は最新のものを取り入れ、作業台も加えて家事ラクを大切に。床は、グレイッシュな壁に調和するオークにしました。ワックスがけは夫である私の仕事。手入れすることで味わい深くなります。