お問合せやご質問の中でTOP5に入るご質問の一つが、おいくらですか?というご質問です。
もちろん。お答えしますが、お客様によってニュアンスが多少違うため、そのご質問を頂いたあとに私たちから確認させて頂くことがございます。
それは、総額でいくらという内容なのか。建物だけでいくらという内容なのか。
総額でいくらというのは、どの時点での総額なのか。ということを確認させて頂いております。
大体のお客様は、建物完成時の総額のことをお聞きになりたい方がほとんどです。私たちは、その場合、建物完成してからお客様がすることでお金がかかることをご紹介させて頂いております。
例えば、建物完成の後に必要なお金は、引越費用、家具・家電費用、火災保険費用、地震保険費用、登記費用、カーテン費用、エアコン費用のことをご案内させて頂いております。
注文住宅会社の中では、カーテン、エアコンは建物の標準装備外としている会社もございます。また、会社により見積書の項目も様々です。その中でお客様がご検討される上で、正確にご判断を頂くために必要項目の統一化をした上で、比較検討頂けるようご案内をしております。
そのため、私たちは最初の段階では、かかりそうな費用は概算(予備費)として計上しておきます。
概算(予備費)としてでも計上していないと、後からどんどん費用が上がっていき、お客様が予算オーバーということになってしまうからです。
例えば、地盤改良工事は、建物プランが決まり、配置が決まってから地盤調査を行います。その調査結果が出ないと改良工事の有無が分かりません。
その為、最初から周辺の地盤調査データを取得し想定をした上で、地盤改良工事予備費という項目で計上しております。もし、地盤調査結果で改良工事をしなくても大丈夫な判定が出たときは、地盤改良工事予備費がそのままかからなくなるのですが、もともと予備費を見ていないで地盤改良工事が必要な場合、
その費用がドンと追加になってしまいます。
その後、引越費用が掛かったり家具・家電、火災保険、地震保険、登記費用を見ていないと当初の計画から何百万円も上がってしまうんです。
そうなったら困りますよね。
なので、そうならないように、お客様の状況を確認させて頂いた上で必要な経費を算出し、おいくらですか?というご質問に対して対応させて頂いております。
もちろん、その場でわからない費用もあるため、確認をさせて頂いてからご案内することもございます。いくらローコストで建てても建物以外の費用を想定していないとローコスト住宅ではなくなってしまいます。
一見、関係ないように思えるお話でも総額に関わってくるのは、お客様ごとの建物を建てるスケジュールです。
建物を建てるのに許可が必要で、申請が必要なお客様もいらっしゃれば、建物を建てられるように土地を造成するお客様、土地をご購入してからのお客様と状況や流れがお客様によって、全く同じスケジュールの方って少ないんです。
スケジュールが分かれば、費用も分かりますので確認させて頂くんです。もし、私たちにおいくらですか?というご質問をされたい方がこの投稿を見て頂いたならば、私たちからご質問がありますが、お答えするためにお聞かせ頂く内容があるんだということをご理解頂けますとありがたいです。
その他お聞きになりたいことがございましたら、お気軽にお声掛けください。