犬と暮らす家における最適なリビングとは?意識したいポイントやアイデアをご紹介

犬と暮らす家における最適なリビングとは? 意識したいポイントやアイデアをご紹介

大切な家族である犬との暮らし。これから家づくりを始めるなら、安全で快適な住環境を用意してあげたいものです。

犬も人間ものびのびと暮らすためには、習性や特性を理解した間取り計画が欠かせません。そこで今回は、愛犬との快適な暮らしを過ごせるように、リビングの間取りポイントや家づくりの工夫点など犬と暮らす上で知っておきたいポイントをご紹介します。愛犬とのお家づくりに悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。

犬がお家にいる暮らし

犬たちは愛らしい表情や仕草で私たちを絶えず笑顔にさせてくれる存在です。彼らと共に生活することで、しばしば幸福ホルモンとも呼ばれるオキシトシンが放出され、安心感が生まれ、孤独感やストレスが和らぐと言われています。

犬たちとの楽しい共生生活を実現するためには、家の設計を進める際に、犬たちの特性と行動を理解し、その特性に合った間取りを計画することが重要です。

まずは犬の習性を理解しよう

まずは犬の習性を理解しよう

ペットと快適に住むための家を建てる場合、まずは犬の特性を理解する必要があります。

・動くのが好き

犬は散歩が大好きで、それによって五感を刺激し、外の世界で人間や他の犬とも交流できます。また、運動不足を解消し、ストレスを発散するのにも役立ちます。

ただし、犬の運動量は体格や犬種によって異なります。そのため、家の中でも運動できるスペースを確保し、庭やドッグランを整えることによって運動不足を解消することが可能です。

・落ち着ける空間も必要

犬は一般的に人間との交流を楽しむ生き物ですが、時にはプライベートな空間が必要です。食事や休息、トイレなど、安心して行える専用のスペースを用意してあげましょう。

・寂しがり屋

犬の多くは家族思いの性格を持っており、それは彼らが群れで生活してきた歴史に由来しています。共に生活する人間や他のペットは、犬にとって大切な仲間とされています。そのため、家族の健康状態や対立に敏感に反応することもあります。

先ほど犬にもプライベートな空間が必要だと紹介しましたが、猫のように自分だけの時間を楽しみたいという欲求も小さいため、犬が自分の時間を過ごすための小さな空間を家族の共有スペースであるリビングに用意してあげるのもおすすめです。

・暑さは苦手

犬は元来、暑さに対して人間よりも敏感な生き物です。彼らは体温を調節するために、パンティング(あえぐような呼吸)などを主に利用します。このため、熱中症にかかりやすく、犬のための暑さ対策が重要です。

家を高気密高断熱に設計し、夏場に快適な環境を維持することは、人間だけでなく犬にとっても重要です。アルミマットや大理石マットなどの冷たさを感じるアイテムを配置するなど、工夫が求められます。

犬と一緒に暮らすお家におけるリビングのポイント

犬と一緒に暮らすお家におけるリビングのポイント

犬と快適に過ごすために必要なリビングづくりのポイントについてご紹介します。

・滑りにくいフローリングにする

住まいの床材であるフローリングは、犬が滑りにくい素材や特別なコーティングが施されたものに変更することが大切です。犬は通常、地面に爪を立てて歩くため、ツルツルしたフローリングの上ではうまく歩けません。フローリングが滑りやすいと、彼らの体への負担が増え、股関節の脱臼や椎間板ヘルニアなどのリスクが高まります。

犬向けの床材は、滑りにくいコーティングや耐水性、防キズ機能を備えていることが多いです。また、柔らかい無垢材であるパインやヒノキを、無塗装で使用することも、滑りにくくて犬にとって快適な選択肢の一つとしてよく用いられています。

・ペットコーナーを設ける

犬の特性でも紹介したとおり、犬にも人間と同じように個別のリラックスできるスペースが必要です。これを実現するのが「ペットコーナー」です。このエリアは、寝室として使用されることもあれば、休息や食事の場所として利用されることもあり、ペットにとってのプライベートスペースとなります。

猫は人目を気にすることが多いため、デッドスペースのような階段下を活用するのがおすすめですが、一方、人懐っこい性格の犬は、リビングにペットコーナーを設けることが適しています。

・回遊性のある間取りを意識する

犬たちは喜びや興奮の表現として、走り回ったり、遊んだりすることが大好きです。散歩の時間以外でも、室内でストレスなく健康的に活動できる環境を整えることが理想的です。そのためには、動きやすいレイアウトの家づくりを意識しましょう。

とはいえ、ペットが動き回るのに適したレイアウトを自らで考えるのは難しいため、家づくりのプロ(できればペットと一緒に暮らす家づくりの経験が豊富なハウスメーカー・工務店)に相談をするのがおすすめです。

関連記事:ペットと暮らす家で工夫したい間取りのポイントとは?愛犬・愛猫と快適に暮らすためのアイデをご紹介

犬との暮らしにおすすめな「土間リビング」

犬との暮らしにおすすめな「土間リビング」

犬との快適な暮らしを実現するために土間リビングを採用するのはおすすめの手段です。

土間リビングは、庭やウッドデッキの延長として、屋外のような空間を室内に持つ間取りです。土間仕上げの床は、土や泥汚れが簡単に取り除け、ペットのお世話がしやすい特長があります。また、滑りにくい素材を使用しているため、ペットと安全に遊ぶのにも適しているのです。

・土間リビングのメリット

土間リビングの利点として、汚れに対する心配が少なく、掃除が容易であることが挙げられます。愛犬が餌や水をこぼしても、簡単に水で拭き取ることができ、掃除も簡単に行えます。水分を拭き取る際に、家の中が湿気ることもほとんどありません。

また、犬の抜け毛が多い季節でも、土間リビングの床との段差が抜け毛の掃除を容易にしてくれます。

・土間リビングのデメリット

土間と床の間には、段差が不可避に生じます。特に家族やペットが年を取ると、この段差が問題となり、負担が増加します。

バリアフリーの家庭では、段差は不都合な要素と言えます。段差を和らげるためには、段差を緩やかにするか、上りやすいステップを設置するなどの手段を講じるようにしましょう。

「犬と暮らすのに最適なお家を建てたい!」と検討中のお客様は、ファミリアへお問い合わせください

私たちファミリアはつくば市・土浦市・牛久市・水戸市を中心に茨城県で注文住宅の建築を請け負う工務店です。ナチュラルなおうち、モダンでスタイリッシュなおうち、あたたかみのあるおうちなど、幅広いお家を施工しています。また、「おしゃれな家は『高く』ない。」という理念のもと、ローコスト平屋住宅を提供しています。

もしご興味を抱いていただけましたら、ぜひご来場予約をお願いします。LOWコストHIGHセンス住宅のご提案をさせていただきます。

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監修者

池田 恵子

ファミリア株式会社 取締役

略歴

  • アトリエファイ建築研究所
    (建設・現場監理に従事。)
  • 池田林業株式会社
    (設計・現場監理に従事。後に取締役に就任し現在に至る。)

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