ヨーロッパ風の家の特徴とは?実例を交えて外観・内装的ポイントを解説

ヨーロッパ風の家の特徴とは? 実例を交えて外観・内装的ポイントをご紹介します

異なる国々の文化や風土が色濃く反映された住宅は、形状、外観、材料などにおいて多くの違いがあります。海外の住宅を参考にすることで、新たなアイデアが生まれてくるということもあるでしょう。

この記事では、北欧、南フランス、イタリアなど、「ヨーロッパ風の住宅」に見られる魅力的なアイデアについてご紹介します。

ヨーロッパ風の家の特徴

ヨーロッパ風の家の特徴

ヨーロッパの要素を取り入れたお家に見られる共通点についてご紹介します。

・自然素材による温かみのあるデザイン

ヨーロッパ住宅の特徴の1つは、天然木、石材、レンガなどの自然素材を豊富に使用していることです。これらの素材によって、温かみのあるデザインと心地よい触り心地を楽しむことができます。

さらに、これらの自然素材は接着剤やコーティング処理が少なく、化学物質の含有量も少ないため、子供やペットのいる家庭にとっても快適な環境を提供します。

・気候に強く耐久性が高い

ヨーロッパ風の住宅では、一般的に「パネル工法」として知られるプレハブ工法がよく採用されています。この方法は、屋根、床、壁など建物の六面をパネルで構築するもので、耐震性、断熱性、気密性、耐火性などに優れた特性があります。

また、ヨーロッパ内でも気候の違いに応じて建築スタイルに違いが見られます。北欧では、寒冷な気候に備えて二重窓や三重窓などの断熱対策が重要視され、一方、南欧では、炎天下での日差しを和らげる工夫が一般的です。

・歴史や気候に基づいたインテリア

ヨーロッパの伝統的な住居は一般的に窓が小さい特徴があります。これは冷たい季節に外部からの寒気を遮る役割を果たし、また過去の戦争時に身を守るための要素でもありました。小さな窓によって室内は比較的暗くなりますが、こうした状況を打破するために、鮮やかで華やかなカラーのファブリックやカーテンが使われます。寒冷地域では、暖色系のカラーが好まれ、室内の雰囲気を温かくするのに役立っています。

また、暖炉もヨーロッパの住居でよく見られ、デザイン的な要素としても重要視されています。それらは室内の雰囲気を一層魅力的にする一環として位置づけられています。こういった要素は、ヨーロッパのインテリアデザインにおいて、歴史や気候、文化など多くの要因が組み合わさって形作られています。

ヨーロッパ風住宅の種類

ヨーロッパ風住宅の種類

ヨーロッパ風と一口に言っても、その範囲は広く、その地域によっても特徴が異なります。

・チューダー風

チューダー風の住宅は、イギリスで15世紀末から17世紀初頭にかけて普及した建築様式です。木造骨組みの外観と豪華な内装、暮らしやすさを特徴としています。イギリスの歴史的な建築様式を再現しながら、現代の快適さや機能性も取り入れており、日本でも輸入住宅として建てることが可能です。

・イタリア風

イタリア風の住宅は、イタリアの伝統的な建築様式やデザインを取り入れた住宅です。シンプルで洗練されたデザインが特徴的で、美しい外観とバランスの取れたプロポーションを実現することができます。また、アーチや柱などの装飾、明るい色調の壁もイタリアネイト風の住宅におけるポイントです。

・北欧風

北欧の冬季は厳しく、日照時間が短いため、室内で多くの時間を過ごすことが一般的です。北欧スタイルの住宅、またはスカンジナビアンスタイルの住宅は、このような気候に適応するために設計されています。この建築スタイルはシンプルなデザインを重視し、断熱性に優れた自然素材を多用しています。

その特徴の一つとして挙げられるのが、太陽光をたっぷり取り入れることができる大きな窓。室内を明るく保つだけでなく、室内の温度を上げるのに役立ち、寒冷な冬でも快適に過ごせるよう工夫されているのです。

・南欧風/地中海風

南欧風・地中海地方の家は、地中海の風を感じるナチュラルなデザインが特徴です。味わい深い塗り壁には、洋瓦やテラコッタ調のタイル、無垢材などが使用され、暮らしやすく愛らしいデザインテイストで仕上げられています。

ヨーロッパ風のお家を彩る外観的特徴

ヨーロッパ風のお家を彩る外観的特徴

ここからは、ヨーロッパ風住宅における特徴を外観・内装別に分けてご紹介します。

・三角屋根

可愛らしいヨーロッパ風の外観では、コンパクトな三角屋根がよく採用されます。屋根の色や傾斜によって、印象が異なるため、全体の形状とバランスを検討して、スタイリッシュに仕上げてみてください。

関連記事:三角屋根のお家の特徴とは?メリットや注意点すべき点についてご紹介します

・上げ下げ窓

上げ下げ窓とは、窓ガラスを上下にスライドさせて開閉する窓のスタイルです。この窓は通常、左右ではなく上下に長い形状をしています。

デザインや色合いを工夫することで、多くのバリエーションを持たせることが可能です。 出窓と組み合わせたり、格子模様を取り入れたりすることで、お部屋のデザインに際立った要素を加えることができるでしょう。

・レンガ壁

まるで異国にいるかのような印象を与えるのが、レンガ壁で作られたお家です。このスタイルは、その独特の風格と重厚感から、アンティークな雰囲気を演出してくれます。

手積みのレンガは高級感もあり、デザイン性が高いため、仕上げ方によってはアンティークなだけでなく、現代風でスタイリッシュな印象や他にはない個性的な雰囲気、温かみのある空間を演出するのに適しています。

【実例でご紹介】ヨーロッパ風住宅の内装例

続いての内装例については、私たちファミリアが実際に施工したお家を基にご紹介いたします。

・北欧インテリアを取り入れたお家

北欧インテリアを取り入れたお家
北欧インテリアを取り入れたお家

北欧地域では長い夜が特徴で、室内での時間が重要視されています。そのため、こちらのお家を建てられたご夫婦は北欧風を実現するために、活気あるイエローを選び、明るい雰囲気を楽しんでいます。

北欧インテリアに合った広々としたリビングエリアがあり、娘の遊び場やピストンバイクのメンテナンスエリアが設けられました。キッチンはグレーで、カラフルな料理の鮮やかさを引き立てています。娘が料理に興味を持つのを奨励するため、キッチンにゲートは設置されていません。

・パリでの暮らしをイメージしたお家

パリでの暮らしをイメージしたお家
パリでの暮らしをイメージしたお家

こちらのお家は、パリのアパルトマンの雰囲気を再現したもので、パリのようなライフスタイルを求めるご夫婦の希望に基づいて建てられました。無垢材のテーブルをはじめ、実際にパリで過ごしていた際に使っていたものと似た雰囲気のキッチンを設けることで、ご夫婦の「小さなパリ」というイメージを具現化することができました。

「素敵なヨーロッパ風の家を建てたい!」と検討中のお客様は、ファミリアへお問い合わせください

私たちファミリアはつくば市・土浦市・牛久市・水戸市を中心に茨城県で注文住宅の建築を請け負う工務店です。ナチュラルなおうち、モダンでスタイリッシュなおうち、あたたかみのあるおうちなど、幅広いお家を施工しています。また、「おしゃれな家は『高く』ない。」という理念のもと、ローコスト平屋住宅を提供しています。

もしご興味を抱いていただけましたら、ぜひご来場予約をお願いします。LOWコストHIGHセンス住宅のご提案をさせていただきます。

つくば市の注文住宅ならファミリア株式会社

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監修者

池田 恵子

ファミリア株式会社 取締役

略歴

  • アトリエファイ建築研究所
    (建設・現場監理に従事。)
  • 池田林業株式会社
    (設計・現場監理に従事。後に取締役に就任し現在に至る。)

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