注文住宅は自分の理想の家を作れる、魅力的なものです。しかし、注文住宅は建売住宅のようにすぐに入居とはなりません。
できれば早く入居したいものですが、注文住宅ができるまでどのぐらいの期間がかかるのかわからない方も多いのではないでしょうか？
本記事では、注文住宅が完成するまでの期間を詳しく解説します。完成までの期間や流れを知り、入居までの計画立てに役立てていきましょう。注文住宅を検討中の方は、ぜひ最後までご覧ください。
注文住宅の完成までにかかる期間とは？
注文住宅の完成までにかかる期間は、9ヶ月〜1年ほどです。とはいっても、期間は人によって大きく異なります。半年前後と早い方もいれば、1年以内に完成する方もいるため、一概にどのぐらいかかるとは言い切れません。こだわりが強くなったり、忙しい時期になったりすれば長引くでしょう。
反対に、注文住宅の完成イメージがある程度決まっていれば、打ち合わせもスムーズにいきます。次の項目では、注文住宅の完成までの流れをより詳しく見ていきましょう。
注文住宅の完成までの流れとは？
ここでは、注文住宅の完成までの流れを詳しく紹介します。
それぞれの流れと具体的な期間は、以下の5つに分けられます。
- ・情報収集・予算決め（1～6ヶ月）
- ・業者選び・土地探し・住宅ローン事前申請（3～6ヶ月）
- ・契約・住宅ローン本申請（2〜6ヶ月）
- ・建築工事 (着工・竣工・引き渡し)（3〜6ヶ月）
- ・完成・お引っ越し（1ヶ月）
注文住宅完成までの流れがイメージできない方は、これから紹介することが参考になるでしょう。
1.情報収集・予算決め（1～6ヶ月）
まずは建てたい家をイメージすると同時に、情報収集と予算決めをしていきましょう。どのような暮らしにしたいのか、通勤・通学時間などを考慮し、希望を出していきます。希望と予算を大まかに決めることで、情報収集もしやすくなります。
家の予算がわからない場合は、まず住みたいエリアの注文住宅の価格を調べるのがコツです。そして、生活費や貯金を踏まえたうえで、負担の少ない返済額を考えていきましょう。他にも家の外観、間取り、設備も重要なポイントです。家族と話し合いながら希望を上げていくと、理想の家も浮かんでくるでしょう。
ある程度イメージを固めておくと、住宅会社との打ち合わせもスムーズにいきます。情報収集・予算決めの期間は人によって異なり、こだわりの強い場合は長引くでしょう。
2.業者選び・土地探し・住宅ローン事前申請 （3～6ヶ月）
続いては、業者選び・土地探し・住宅ローンの事前申請をしていきます。土地探しは基本的に希望するエリアの不動産屋に依頼しますが、業者によっては土地探しから行ってくれるところもあります。したがって、まずは理想の家を建てられるハウスメーカーや工務店を探し、土地探しを行っているか確認してみるといいでしょう。
なお、ハウスメーカーや工務店を探す際は、こだわっているポイントや得意分野が理想と大きく違わないか、デザインの好みがあるかを確認していきます。ハウスメーカーごとでコンセプトは大きく異なるため、しっかりと確認しておきましょう。
住宅会社を2〜3社に絞れたら、希望の家を伝えた上で見積もりを出してもらいます。
見積もりを出してもらった後は、住宅ローンの事前申請を行います。事前審査では住宅ローンの借入額の目安がわかり、本申請の際に役立つでしょう。そして見積もりを出してもらった後は、実際に依頼する住宅会社を1社に絞ります。住宅会社の特徴や担当者の対応などを踏まえて、依頼先を決めましょう。
3.契約・住宅ローン本申請（2～6ヶ月）
依頼する住宅会社を1社に絞った後は、具体的な計画や費用を決めていきます。そして、注文住宅の設計がある程度決まったら契約をして、住宅ローンの本審査です。本審査は1週間ほどで終了しますが、金額によっては1ヶ月かかることもあります。
基本的には、仮審査に通っていれば本審査も問題のないケースが多いですが、必ず通過するわけではないため注意してください。本審査が通った後は、金融機関と金銭消費貸借契約を交わして建築がスタートします。
なお、自治体・金融機関に建築確認申請を提出後は、間取りの変更はできません。また、支払いのスケジュールに関してはハウスメーカーとの相談になりますが、以下のケースが多いです。
- 契約金10％
- 着工金30％
- 中間金（上棟時）30％
- 引渡時30％
契約金がない場合は、つなぎ融資を利用して支払います。
4.建築工事 (着工・竣工・引き渡し)（3～6ヶ月）
契約が完了したら、いよいよ工事です。工事前には、工事の安全を祈願する地鎮祭、地鎮祭を行うところもあるため、事前に確認しておくといいでしょう。
また、建築工事をする際には騒音が発生してしまうため、あらかじめ近隣住民に挨拶をしておきましょう。
着工してから3ヶ月から6ヶ月ほどで、工事が完了します。工事期間は一概には言えませんが、基本的には施工面積と建築期間は比例します。
5.完成・お引っ越し（1ヶ月）
住宅の完成後は内覧と完了検査をして、不具合がないか確認します。不具合がなければ登記手続きが行われて、物件の引渡しです。物件の引渡しが完了した後は、好きなタイミングで引っ越しできます。
ただし、家は人が住まないと痛みが進みやすいため、早い段階で引っ越せるようにしておくとよいでしょう。
注文住宅の完成期間が延びるかも？注意点とは？
注文住宅の完成期間は木造や鉄骨造で最短2ヶ月、RC造であれば最短で4ヶ月以上ですが、手続きなどを含めて1年以内には完了します。
しかし、人によっては1年以上かかることもあります。理由としては、以下の2つが挙げられます。それぞれ詳しく解説します。
土地探しに時間がかかる？
当然ですが、家を建てるにあたって土地探しをしなければなりません。土地探しには通勤・通学時間を考慮したり、普段の暮らしやすさも考えたりしなければならず、希望の土地を見つけるまでに時間がかかります。
こだわりが強かったり、希望のエリアが人気だったりすると、土地探しだけで1年以上かかることもあります。
関連記事：注文住宅の土地の探し方や注意すべきポイントをわかりやすく解説！
設計するプランや設備選びに時間がかかる？
設計では設備の素材や仕様などを細かく決めていく必要があり、こだわりが多いほど時間もかかります。特に家族同士の意見が異なるのは、長引く原因となります。
全ての希望を叶えるのが難しい場合は、あらかじめ優先順位を決めておきましょう。
注文住宅を最短で完成させるためのポイント４選
注文住宅を最短で完成させるためには、以下の4つのポイントを抑えておきましょう。
- ・完成までのスケジュールを逆算しておこう
- ・土地探しは期限を決めて計画的に行おう
- ・建てたい住まいのイメージをまとめておこう
- ・こだわりたいポイントは優先順位を決めておこう
1.完成までのスケジュールを逆算しておこう
注文住宅を決める際は、あらかじめスケジュールを決めておきましょう。スケジュールを決めておけばそれぞれの工程に必要な期間を算出できます。土地を持っていない場合は、譲渡される予定なども考慮してスケジュールを立てましょう。
各工程では、計画通りに進まないこともよくあります。1ヶ月ほど余裕を持ったスケジュールだと、予定外の想定にも対応しやすくなるでしょう。
2.土地探しは期限を決めて計画的に行おう
土地探しは間取りと同じぐらい重要ですが、そもそも条件に合う土地を見つけるのは困難です。あらかじめ希望に沿った土地を見つけるのは難しいと理解したうえで、優先順位を決めておきましょう。
また、エリアの候補を複数挙げておくことで、希望に沿った土地が見つかりやすくなるでしょう。
3.建てたい住まいのイメージをまとめておこう
家を建てるにあたって、家族全員とイメージ共有をしておきましょう。家族とイメージ共有ができていないと、設計中に間取りや設備に時間を取られる原因となります。
また、壁紙や暖房器具などの細かい要望に関しては、利用頻度が高い人の意見を採用したり、多数決で決めたりしましょう。ルールを設けておけば、話し合いもスムーズにいきます。
4.こだわりたいポイントは優先順位を決めておこう
何度か述べているとおり、こだわりたいポイントは優先順位を決めておきましょう。10個ポイントが合った場合、全てを叶えるのは困難です。そこで優先順位を決めておけば、全ての希望は叶えられなくとも、大事なポイントを叶えられる可能性は高くなります。
家族で話し合い、なるべく全員が納得するよう優先順位を決めていきましょう。
最短で理想の住まいを完成させよう
最短で理想の住まいを完成させるには、あらかじめスケジュールを立てておき、優先順位を決めるのがポイントです。スケジュールを立てることで各工程に必要な期限を算出でき、採用・不採用の判断もしやすくなります。
譲れるポイントと譲れない項目を決めていくことで、納得のいく注文住宅を立てやすくなります。本記事で紹介した内容をもとに、理想の住まいを完成させましょう。
納得のいく注文住宅はファミリアへご相談ください
私たちファミリアはつくば市・土浦市・牛久市・水戸市を中心に茨城県で注文住宅の建築を請け負う工務店です。ナチュラルなおうち、モダンでスタイリッシュなおうち、あたたかみのあるおうちなど、幅広いお家を施工しています。また、「おしゃれな家は『高く』ない。」という理念のもと、ローコスト平屋住宅を提供しています。
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