「かわいい平屋」を建てるためにこだわりたいデザイン的ポイントとは?要素別に分けて解説します

「かわいい平屋」を建てるためにこだわりたいデザイン的ポイントとは? 要素別に分けて解説します

「平屋」と聞くと、子育てを終えたシニア世代の方々が建てる家だとイメージされる方も多いのではないでしょうか。テレビや映画などでも、年配の夫婦が「平屋を建ててゆっくりするのもありよねえ、、、」などと話すシーンが見受けられるものです。

しかし、近年では、20〜40代といった若い層の間でも、平屋への関心が高まってきています。その要因の一つとして挙げられるのが、少子高齢化の進行だと考えられます。人口減少が進む社会において、コンパクトでコミュニケーションが取りやすい平屋的な移住空間の需要が高まっているのです。

このページでは、茨城県・つくば市で注文住宅を請け負うファミリアが、平屋の住宅デザインにおけるポイントや、かわいい外観による平屋の施工事例をご紹介します。

注文住宅で平屋を建てるメリット

まずは、注文住宅で平屋を建てることのメリット・デメリットについてそれぞれご紹介します。もちろん、一長一短があるのは平屋に限った話ではありませんが、住宅を建てる際に重視したいポイントを意識しながらご紹介するポイントを参考にしてみてください。

・こだわりたい部分に費用を注力できる

平屋のメリットとしてまず皆さんがパッと思いつく点と言えば、2階建ての住宅と比較してコストを抑えられるということではないでしょうか。もちろん、敷地面積や内装に応じて費用にばらつきはあるものの、階段や2階部分にまつわる資材・工事費用が必要でない分、やはり平屋の方がトータルコストを低く抑えられるケースが多いと言えるでしょう。

・地震に強い

日本は地震大国であり、マグニチュード6以上の地震の約2割が日本周辺で発生していると言われています。そのような立地条件にある日本のため、家を建てる際はやはりその耐震性が気になるものです。

その点、平屋建て住宅であれば、2階建てと比較して構造が安定しやすく耐震性が高いという特徴を持っています。また、建物全体の重量が軽いことで、地震による揺れの影響を受けにくいというメリットもあります。

・家族とのコミュニケーションをとりやすい

平屋建て住宅の場合、全員が同じフロアを共有することになります。そのため、家族間でのコミュニケーションがとりやすく、家族で過ごす時間を自然に増やすことが可能です。

もちろん、プライバシーやプライベート時間の観点による問題もありますが、仕切りを活用したり、間取りを工夫することでそれぞれの時間を確保しながらも家族時間を共有することができます。

・光熱費を抑えることができる

2階建て住宅の場合、空調効率が良いとは言えません。というのも、冷暖房を使用した際にその性質上、暖気は上階へ冷気は階下へと移動をしてしまうからです。

一方、平屋建て住宅であれば熱が上階へ逃げてしまうことはないため、冷暖房にかかる光熱費を抑えることができます。

・開放感のある勾配天井

平屋の魅力の一つとして挙げられるのが、贅沢な天井空間。2階がないため、デザインの自由度が限りなく広がります。

例えば、勾配天井です。これにより天井空間に奥行きが生まれ、通常の吹き抜けよりもダイナミックな空間になります。リビングやダイニングスペースに勾配天井を設置すると、食事や家族で過ごす時間が開放的で心地良くなるでしょう。

関連記事:天井をおしゃれにするためのポイントは?取り入れやすいデザイン的要素を解説します

・自然光を取り入れやすい高窓

天井を吹き抜けや勾配天井にすることで、高窓が取り付けられるようになるため、空間が高くなり、自然光を取り込みやすくなります。

昼間は自然光で明るい空間を確保できるため、照明を使わなくても充分に明るく過ごせます。その結果、電気代を節約できるという利点があります。

注文住宅で平屋を建てるデメリット

平屋建て住宅には以下のようなデメリットもあるため、対策を立てるなどして注意をするようにしておきましょう。

・広めの土地が必要

その構造上、平屋は2階建て住宅と比較して広めの土地を必要とします。コンパクトに収めることもできますが、できるだけ部屋数を確保しつつ広い空間のリビングを求める場合は、どうしても敷地に対する占有面積が大きくなってしまいます。

・部屋数を増やすことが難しい

前述した通り、平屋の場合は限られた平面スペースを活用する必要があるため、2階建てと比較して自由に部屋数を増やすことが難しくなります。そのため、平屋の建設を検討する際は事前に間取りと部屋数を詳細に決めておくのはもちろんのこと、各空間のスペースにおける優先順位を設けておくことで後々のトラブルを回避しやすくなります。

・収納スペースが不足しやすい

平屋の場合、床面積の拡大は外構に制約を生じたり費用を増やすことに繋がります。このような状況下での課題の一つは、適切な収納スペースを確保することです。必要な収納スペースが足りないと、物が部屋にあふれてしまい、生活感が出てしまいます。

・日当たりや風通しの確保が難しいケースも起こりうる

周辺環境によっては、日当たりや風通しの状態に影響を受けやすいという点も注意しておく必要があります。しかし、建物の向きや採光条件に適した間取りを考慮することによって、日当たりの状態を改善することは可能です。また、北側に複数の窓を設けることで風通しを良くすることができるため、事前に敷地の立地条件を加味したうえで打ち合わせに望むのが良いでしょう。

・プライバシー確保の点で注意が必要

「家族とのコミュニケーションがとりやすい」という点をメリットとしてご紹介しましたが、こちらはプライバシーの確保に注意が必要というポイントの裏返しでもあります。子供の成長や家族構成の変化など、変わっていく要因に応じて移住空間を工夫しなければなりません。どうしても2階建て住宅と比較するとそのようなやりくりの自由度は低くなってしまうため、中長期的な目線を持って間取りを検討する必要があります。

見た目が「かわいい」平屋のデザイン的ポイント

平屋と言えばシンプルな見た目・デザインのものが多いのが特徴ですが、ただ単にシンプルにするだけでは味気ない印象を持ってしまうかもしれません。

そこでここでは、デザイン的に工夫できるポイントを各内容ごとにご紹介いたします。ぜひ取り入れられそうなものは参考にしてみてください。

・外壁

外壁は家にとってのファーストインプレッションです。色調やデザインによって家をみた人の印象はがらりと変わります。例えば、白い外壁であれば柔らかさを保ちつつも洗礼された印象を与えることができたり、黒・グレーを基調とした外壁であれば引き締まった印象を与えることができるでしょう。

その他、色味だけでなく、外壁に用いる素材が見た目としての印象に与える影響も少なくありません。例えば、金属質を感じさせる外壁材を用いたり、日焼けとしてすだれを用いることで外観にアクセントを加えることが可能です。

・窓

外壁と並んでまず目につく要素が「窓」です。平屋は2階建て・3階建ての住宅と比べて要素が少ないため、より窓に目が向きやすいと言えます。ぱっと見で正面から見た際に「美しい」と思う住宅は、窓がバランスよく配置されているものです。

しかし、平屋は大きな窓が設けられているかと言えば必ずしもそうとは言えず、近年では正面からの窓を少なく・小さくするというトレンドもあります。

・屋根

平屋の屋根では、多くのものが「片流れ屋根」「陸屋根(ろくやね)」のどちらかを採用しているケースが多いです。

片流れ屋根は一定方向へ傾くようにデザインされていて、家が大きく見えたり、ダイナミックな印象を与える効果を期待できます。また、ロフトを設けて1.5階建てのような仕様に工夫することも可能です。

一方、陸屋根は勾配のない平面な屋根であり、「シンプルイズベスト」を実現したい人に向いているデザインだと言えます。見た目的をシンプルに仕上げられるのはもちろんのこと、屋上に日当たりの良い環境を作りやすいため、ガーデニングや家庭菜園を行う場所として活用することも可能です。また、清掃・修繕工事などのメンテナンスがしやすいというメリットもあります。

・庭・外構

玄関までのアプローチは、外壁・屋根との相性が良い素材や色味を選ぶことで一体感のある仕上がりを実現することができます。

また、住宅と一緒に庭をデザインする際は、ウッドデッキやテラスとのバランスを考慮する必要があります。伝統的な日本庭園の趣を施すか、あるいは西洋的でモダンな印象を施す蚊によって与えられる印象は大きく異なるため、庭によって「どのようなトーン(雰囲気)」を実現したいかイメージすることが重要です。

ファミリアが提供する施工プラン! かわいい平屋のご紹介

私たちファミリアは「LOW COST HIGHセンス」というコンセプトのもと、シンプルかつスタイリッシュな平屋の施工ブランを提供しています。あくまでお客様の理想を具体化するためのベースとなりますので、参考のうえお客様が考えられる理想のカタチをお伝えください。

・アジアンナチュラルスタイルの平屋



外壁は全面ホワイトウォール、エントランス部分にブラウンのエッセンスを加えることで、あたたかみのある雰囲気を外観にもたらしています。

リビングはホワイトウォール×ウッドのファニチャーを組み合わせることによって、あたたかな雰囲気の中にも非日常な空間を体感できるような仕上がりに。ブルーのインテリアでアクセントを加え、爽やかさ・涼感を演出しています。

キッチンはブラウンのカウンターであたたかみのある優しい雰囲気を演出。冷蔵庫等の家電の色をブラウンで統一することにより、飽きのこない引き締まった空間になっています。

・モダンスタイルの平屋



白を基調とした外壁にグレーのアクセントを加えることで、上品かつスタイリッシュなシンプルモダンな仕上がりの外観になっています。

リビングも外壁と同様に白を基調としており、清潔感のある広々とした空間を演出。また、落ち着いた同系色のインテリアでまとめることで、上品な雰囲気をまとったリビングとして仕上がっています。

キッチンも同様に白で揃えることで、統一感のあるスッキリとした空間になっています。一方、黒など色味のある家電をワンポイントで加えることにより、アクセントが効いたスタイリッシュな空間を実現することが可能です。

・モダン×ナチュラルスタイルの平屋



白系統とグレー系統の外観に木彫のアクセントが加えられており、安らぎ・あたたかみを感じながらも高級感のある印象を与えられる外観となっています。

木目に囲まれたリビングは安らぎの空間に。ホワイトウォールとウッドで仕上げられた天井の掛け合わせは、落ち着く雰囲気の中にも非日常のスペシャル感を与えてくれます。

「かわいい平屋を建てたい!」と検討中のお客様は、ファミリアへお問合せください

私たちファミリアはつくば市・土浦市・牛久市・水戸市を中心に茨城県で注文住宅の建築を請け負う工務店です。ナチュラルなおうち、モダンでスタイリッシュなおうち、あたたかみのあるおうちなど、幅広いお家を施工しています。また、「おしゃれな家は『高く』ない。」という理念のもと、ローコスト平屋住宅を提供しています。

もしご興味を抱いていただけましたら、ぜひご来場予約をお願いします。LOWコストHIGHセンス住宅のご提案をさせていただきます。

つくば市の注文住宅ならファミリア株式会社

カテゴリー: 平屋 パーマリンク

監修者

池田 恵子

ファミリア株式会社 取締役

略歴

  • アトリエファイ建築研究所
    (建設・現場監理に従事。)
  • 池田林業株式会社
    (設計・現場監理に従事。後に取締役に就任し現在に至る。)

資格