老後でも暮らせる平屋!楽しく、快適に暮らせるコツ4選

最近、平屋を建てたいと考えている人が多くなりました。
というのも、以前は会社を退職したご年配の方や、老後の生活を考えている40代の方が平屋のお家を建てていました。しかし、最近では20代の若い方でも平屋を建てるようになりました。

老後、平屋で住むことにはどんなメリットがあるのでしょうか?
この記事で平屋に住むメリットを解説していきます。
老後住みやすい平屋の外観

老後に平屋で住むメリットは?

2階建てのように、階段の上り下りが無いだけで様々な良いことがあります。
そんな階段の少ない平屋にはどんなメリットがあるのでしょうか?

平屋に住むメリットは様々ありますが、今回は老後、平屋に住むメリットに限定をして紹介をしていきます。

階段の上り下りが無くなる

老後に平屋に住むメリットの1つ目は階段の上り下りが無くなることです。

2階にある部屋の一部が故障した時には、荷物や必要なものを2階までもって上がる必要があります。例えば、2階にある部屋の電球がつかなくなった場合、脚立や電灯を持ちながら階段を上ることは大変でしょう。

重いものや大きいものを持ちながら階段を上ると階段から落ちてしまうリスクがあります。階段から落ちてしまった場合には寝たきりの状態になってしまう可能性もあるため、そのリスクを少なくすることが出来ます。

関連記事:平屋に中二階を設けるメリットとは?注意点や工夫したいポイントと併せて解説します

生活がしやすい

老後、平屋に住むメリットの2つ目が生活がしやすいことです。

例えば、掃除や家事が楽になります。
2階建ての住宅では、ベランダが2階にあることがほとんどでしょう。しかし、2階まで洗濯物を持って上がることは若い時は簡単ですが、老後ではとても大変ですし危険です。

掃除の面では2階建ての住宅の場合、階段の掃除もする必要があります。若い人でも階段の掃除は腰を曲げ続けながらの作業となってしまうため大変です。

このように、平屋では掃除や家事が簡単になるため生活がしやすいと言えるでしょう。

コミュニケーションがとりやすい

老後、平屋に住むメリットの3つ目がコミュニケーションがとりやすいことです。

年を取るにつれて、生活のほとんどを自室で過ごすようになります。
しかし、リビングが家の中心にある平屋であれば、夫婦や家族で暮らす時間を自然に取ることができます。家族で暮らす時間を取ることによって、人と話す時間が増えて楽しい生活を送ることが出来るでしょう。

また、人と話す機会が増えることによって認知症予防やボケ防止になります。

老後に住みやすい平屋のLDK

老後に平屋で住む時のデメリットはあるの?

老後に平屋で住むメリットはたくさんあります。
皆さんも平屋に住むメリットは記事を見なくてもなんとなくは分かると思います。平屋にもデメリットはあります。

老後、平屋に住むデメリットも紹介をしますので、メリットとデメリットをしっかりと把握しておきましょう。

日当たりが悪くなりやすい

老後に平屋に住むデメリットの1つ目が日当たりが悪くなってしまうことです。

敷地面積を抑えた平屋であれば日当たりが悪いと感じることは少ないでしょう。
しかし、2階に建てる予定だった部屋を1階に持ってくる場合、窓の数が減り日当たりは悪くなります。

防犯対策をしっかりとする必要がある

老後に平屋に住むデメリットの2つ目が防犯対策をしっかりと行う必要があることです。

平屋の場合、1階にある部屋数が2階建て住宅よりも多い傾向にあります。
その分、1階にある窓やドアの数が多くなり外出のときには全ての部屋にあるドアや窓を閉めておく必要があります。

快適に過ごせる平屋を建てるときの注意点

老後の生活を考えて平屋を購入する方は多くいます。
平屋というだけで2階建て住宅よりも快適に暮らせることでしょう。しかし、様々なことを見越して平屋を購入することによって、さらに過ごしやすい平屋を建てることができます。

老後の生活を考えて、平屋を購入する場合どうすればさらに快適に過ごせるのでしょうか。そのポイントを紹介します。

老後住みやすい平屋のウッドデッキ

手すりを設置する

平屋であっても手すりを設置することによって、安全に快適に暮らすことができます。
手すりをつけることによるメリットはたくさんあります。

例えば、トイレや浴室での立ったり座ったりが簡単になります。若い時には苦痛に感じない人がほとんどだと思います。しかし、足腰に力が入らない人にとってはとても大変です。
何度も座ったり立ったりを繰り返す場所には手すりを設置することがオススメです。

他にも、手すりが転倒を防いでくれます。年配の方は足腰が弱いため、小さい段差でも躓いてしまうことが増えたり、突然よろめいてしまうこともあります。そんなときに、手すりがあれば手でバランスを取ることが出来るので転倒を防いでくれます。

平屋でも手すりがあった方が良い場所
・トイレ
・浴室
立ったり座ったりを繰り返す場所です。
・玄関
靴の脱ぎ履きが楽になります。

平屋の中心にリビングを配置する

平屋の中心にリビングを配置することによって、家族間での会話が生まれやすくなります。

部屋から部屋へ移動する際、リビングを経由するような間取りもしくはそれに近い間取りにすることによって家族間で顔を合わせる機会が増えます。家族同士の顔を合わせる機会が増えることによって、会話も自然に生まれます。

年配の方にとって会話は非常に重要です。会話を増やすことによって認知症やボケを防止することにつながります。老後も平屋で暮らしたいと考えている方は平屋の中心にリビングを配置してみてはいかがでしょうか。

断熱性能を高くする

断熱性能を高くすることによってヒートショックによる死亡のリスクを減らすことができます。

ヒートショックとは、「急激な温度変化により体に負荷がかかること」です。温度が低い空間にいるときには、血管は収縮しているため血圧が高くなります。一方で温度が高い空間にいるときには血管が拡張し血圧は下がります。
このように、温度が急激に変化すると血圧が急激に変化して脳梗塞や心筋梗塞、脳出血、不整脈を起こしてしまい死に至ることもあります。

このようなヒートショックを防ぐためにも、断熱性能が高く部屋間での温度が変化しにくい平屋を建てることがオススメです。

くつろげる空間や趣味の空間を作る

年配の方の場合、サラリーマンとしての責務を終えているため家にいる時間が多くなることでしょう。そんな時にくつろげる空間や趣味を楽しめる空間があることによって暮らしが楽しくなります。

例えば、ウッドデッキがあれば夫婦と一緒にお茶を楽しむことが出来ます。夫婦と一緒でなくとも一人で趣味の時間を満喫することも出来るでしょう。
老後住みやすい平屋のウッドデッキ

まとめ

老後の暮らしを見据えて平屋を購入する人が増えています。

老後に
「ゆったりとした時間を満喫したい」
「不自由が少ない生活をおくりたい」
と考えている人は今回の記事を参考にしてみてください。

平屋は体が不自由になっても住みやすいですが、工夫によって暮らしはさらに快適になります。平屋の購入を検討している人はこの記事を参考にして、工夫をしてみてください。

また、平屋を購入するうえで気を付けるべきポイントや快適に過ごすコツをもっと知りたい人はお気軽にお問合せ下さい。

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監修者

池田 恵子

ファミリア株式会社 取締役

略歴

  • アトリエファイ建築研究所
    (建設・現場監理に従事。)
  • 池田林業株式会社
    (設計・現場監理に従事。後に取締役に就任し現在に至る。)

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