家の内装をナチュラルテイストに仕上げるためのポイントとは?事例と併せてご紹介

家の内装をナチュラルテイストに仕上げるためのポイントとは? 事例と併せてご紹介

夢の一軒家。一生に一度の買い物となる可能性も高いため、時代のトレンドに左右されにくい飽きのこないナチュラルな内装に仕上げたいと考える方も多いのではないでしょうか。

しかし「シンプル=ナチュラル」と考えてシンプルにまとめるだけでは、どこか質素な印象を持たれる仕上がりとなる懸念もあります。

そこで今回は、お家の内装をナチュラルかつ魅力的に見せるためのポイントを紹介させていただきます。ぜひ参考にしてみてください。

ナチュラルテイストな内装にすることの魅力とは?

ナチュラルテイストな内装にすることの魅力とは?

施工やインテリアのポイントをご紹介する前に、お家の内装をナチュラルに仕上げることがなぜ魅力的に思われるのかについて、3つの観点からご紹介させていただきます。

・飽きにくい

まず、先ほども紹介した通り、ナチュラルな内装は飽きにくいという特徴を持ちます。というのも、ナチュラルさを表現するためには天然木やタイルなどの素材を用いられることが多く、これらは昔からある素材のため時代を超えて人々に受け入れられているのです。

もちろん、時代の流行・トレンドを取り入れたようなデザインも最先端な印象を与えてくれて魅力的ですが、逆に10年・20年の時を経過してしまうと古臭い印象となってしまう可能性もあります。

・身体にやさしい自然素材

前述した通り、ナチュラルな家づくりをコンセプトに建てられたお家は自然素材を取り入れられていることが多いです。接着剤・化学塗料が使われていない自然素材による家づくりは、健康的な生活に繋がるメリットをもたらします。

また、自然素材は健康面によるメリットだけでなく、リラックスできる落ち着いたトーンとして仕上がりやすいというメリットももたらしてくれるため、長い時間を過ごすことになるお家を作り上げるのにはうってつけの素材だと言えます。

・万人受けしやすい

強烈な主張や尖ったあしらい、流行を取り入れたデザインなどがないナチュラルな内装は、好き嫌いの好みが分かれにくく万人受けがしやすいものです。実際、家づくりが難航する要因の一つに「それぞれのこだわりの違い」という点が挙げられます。

しかし、シンプルでナチュラルなデザインであれば大きな差異が生まれにくいため、比較的スムーズに家づくりを進めることができます。

・エクステリアや庭にマッチする

ナチュラルな家は、周囲の自然や緑を身近に感じられるような設計であり、庭や屋外空間とのつながりを重視しています。

そのため、季節の草花を植えたり、家庭菜園を設けたりなど、自分だけの庭づくりを楽しめる点もナチュラルな家の魅力です。自然の中で暮らすような心地よい空間が、人々に安らぎと喜びをもたらします。

ナチュラルテイストな内装に仕上げるためのポイント

ナチュラルテイストな内装に仕上げるためのポイント

それでは、実際にナチュラルな内装に仕上げるためのポイントについて、4つの観点からご紹介させていただきます。新築の施工や内装リフォームを検討中の方は参考にしてみてください。

・木目や色調を統一する

ナチュラルで落ち着いたイメージの反対に位置するのが「ごちゃついた」印象と言えるでしょう。つまり、統一感がなくこだわりが伝わってこない。色も多くバラバラの要素がただ置かれているという印象を受けてしまうような仕上がりです。

そうならないためにも、まずは色味をある程度の法則性を持って統一させるようにしましょう。おすすめは落ち着いた色です。落ち着いた色味であれば選択肢が多すぎて困るということもないですし、どのように組み合わせてもある程度はまとまりやすいメリットがあります。

また、使用する木材の木目も統一させることが重要です。木目は一枚一枚の板で見るとそこまで強い印象を受けることはありませんが、床や壁に集合した状態だと予想以上に目につくものです。そのため、使用する木の種類はもちろんのこと、木目には気配るようにしましょう。

・落ち着いたカラーを選択する

前述した通り、ナチュラルな内装には落ち着いた色味を用いることが重要です。白・ブラウン・グレーなどのベーシックカラーに、パステル系やくすみを感じさせるブルー・グリーンなどのアクセントを加えると、シンプルでありつつも印象深い色味を表現することができます。

また、内装に用いる色は3色以内にすることで、まとまりのある印象を演出することが可能です。

・採光を取り入れる

自然素材で構築された内装空間は、自然光との相性が抜群に良いものです。掃き出し窓・天窓などを設けることで、よりたくさんの自然光を部屋へ取り入れるようにしましょう。

立地や方角などの環境条件によって自然光を取り入れることが難しい場合でも、天窓は空間を明るく見せる工夫として効果的に機能します。

・フローリングに無垢材を活用する

ナチュラル仕様の内装で多くみられるのが無垢材によるフローリングです。天然木が一面に敷かれた空間は、木のぬくもりを見た目から感じさせてくれます。

無垢材にも色々な種類がありますが、明るく仕上げたい場合は白系統であるシラカバやパイン、上品でシックな味わいを出したい場合はウォールナットやローズウッドの活用がおすすめです。

・人工的なインテリアは避ける

フローリング以外のインテリア(ドア、テーブル、椅子など)も、自然素材で作られた木製のものを選ぶと、ナチュラルな雰囲気を表現できます。これらはフローリングの無垢材ともマッチします。

また、大理石調のテーブルなどクールな印象を受けるものや、人工的な雰囲気を強調するステンレス調のものは避けるようにしましょう。

・観葉植物を置く

観葉植物も、部屋に特別なアクセントを加えてくれる素敵な選択肢の一つです。垂れ下がる種類や背の高い植物など、多くの種類があり、観葉植物の生き生きとした緑は空間に活気を与えてくれます。

しかし、水やりや虫が心配な方もいるかもしれません。その場合、最近人気の苔テラリウムやドライフラワーを植物の代わりに取り入れても素敵な雰囲気を楽しむことができるでしょう。

・異種素材の組み合わせ

大胆に異なる素材を組み合わせてみると、外観に高級感や独自のスタイルを持たせることができ、おしゃれさを一段と引き立てます。

たとえば、キッチンの背面にタイル風の壁を取り入れることで、洗練された雰囲気を演出できます。また、レトロな魅力を出したい場合は、レンガの壁をアクセントとして使用するのも魅力的なアイデアです。

・収納スペースを確保する

シンプルな内装を実現するためには、収納スペースの確保が非常に重要です。例えば、大容量のウォークインクローゼットやパントリーなどを設けることで、室内を整然と保ちやすくなります。

さらに、床に物を置かないように心がけることも重要です。床に物が多く置かれていると、フローリングの木目が隠れてしまいます。広々とした木目を見せることで、清潔感や上品さを演出することができます。

・「ナチュラル」と「モダン」の割合を意識する

ナチュラルモダンは、異なる2つのテイストを組み合わせたスタイルであり、インテリアの装飾によって部屋の印象が大きく変わります。モダンなテイストを重視すると「シンプルモダン」に近い雰囲気になるように、ナチュラルモダンはインテリアの選択によって部屋のイメージを劇的に変えることができる点に魅力があります。

ナチュラルテイストを強くするか、モダンテイストを強くしたりするかは、家族間で事前に話し合い、好みに応じてインテリアのバランスを調整するようにしましょう。

関連記事:モダンな家とは?特徴やおしゃれに仕上げるためのポイントについて解説します

ナチュラルテイストな内装に欠かせない「インテリア」の要素

ナチュラルテイストな内装に欠かせない「インテリア」の要素

家全体をナチュラルな空間に仕上げるために欠かせないのが「インテリア」の要素。家具や小物選び方や、スペースの活用ではどのような点を意識すべきなのでしょうか。

・木製家具

木製家具を配置することで、ナチュラルなトーンに仕上がりやすくなります。メープル・タモパイン・ナラ・オークなど、木にも様々な種類があるため、イメージに近い色や木目の種類のものを選ぶことが重要です。

ソファのフレーム部分のような細かい箇所もウッドフレームを用いて統一感を出すことで、よりこだわりが表現された空間となります。

・観葉植物

無機質で印象の薄い仕上がりにもなりやすいナチュラルテイストな内装ですが、アクセントとして観葉植物を配置することで空間に華やかさをもたらすことができます。

観葉植物の種類もベンジャミン・ポトス・エアプランツなど実に多種多様ですが、ナチュラルなインテリアが揃えられた空間にマッチするように、過度に派手ではないものを置くことをおすすめします。

・収納スペース

シンプルでスッキリとした内装を作り上げるには、大きめの収納スペースか、もしくは複数の収納スペースを確保することをおすすめします。収納スペースを確保しておくことで、スッキリとした状態の室内を保つことが可能です。

また、床にあまり物を置かず、フローリングの木目を見れるようにしておくことで、空間全体が広くゆったりとしたものとして印象付けられます。

ファミリア施工事例! ナチュラルテイストな内装の実例を紹介します

ここでは茨城県つくば市で注文住宅を請け負う私たちファミリアが、実際に施工をしたナチュラルさを感じられる実例についてご紹介します。

・あたたかみのある朝日がそそぐおうち

あたたかみのある朝日がそそぐおうち
あたたかみのある朝日がそそぐおうち

まずご紹介するのは、共働き夫婦のお客様が建てられたお家です。平日はあっという間に時間が過ぎてしまうため、休日の朝は日差しがたっぷりと入った空間でゆっくりと過ごしたいというご希望がありました。

そのため、ダイニングに陽光がふり注ぐよう、一般的な窓よりも大きいサイズの窓を設けることで、日中は明かりを付けなくとも自然光で十分にリラックスできる空間として仕上げています。

また、その他で特にこだわったのがフローリングで用いる床材選びです。いくつかのモデルハウスを訪問し、実際に手で触れて、ご希望に沿う床材を見つけました。床材の色合いをまず決めて、そちらを中心にインテリアを決めていくという手順で内装を作っていきました。

・絵本の世界観を取り入れたかわいらしいおうち

絵本の世界観を取り入れたかわいらしいおうち
絵本の世界観を取り入れたかわいらしいおうち

続いてご紹介するのが、食育を実践したいと考えられていたご家族が建てられたお家です。

その食育を実践する場として仕上げられた空間としての象徴が、白いアイランドカウンター。大人っぽくもかわいらしさを備えたキッチンカウンターを置くことで、子供が自発的に食事のお手伝いをしてくれる空間になっています。

また、その他の家づくりのコンセプトは「絵本の世界」です。森の中の木立の間に建てられた一軒家。そのようなイメージを具現化するために、森の中の正気を感じられるようなデザインでキッチンを仕上げています。

・日本家屋の伝統さにモダンを取り入れたおうち

日本家屋の伝統さにモダンを取り入れたおうち
日本家屋の伝統さにモダンを取り入れたおうち

最後にご紹介するのは、長く寄り添ったご夫婦が落ち着いて暮らせる空間として建てられたお家です。飽きが来ないお家として仕上げるためにこだわったのはトーンの融合・調和。日本家屋の伝統を取り入れつつも、モダンな家具をバランスよく配置しました。結果として、落ち着いてリラックスができる空間、かつ、飽きの来ない引き締まったトーンのお家になっています。

「ナチュラルテイストな内装のおうちを建てたい!」と検討中のお客様は、ファミリアへお問合せください

私たちファミリアはつくば市・土浦市・牛久市・水戸市を中心に茨城県で注文住宅の建築を請け負う工務店です。ナチュラルなおうち、モダンでスタイリッシュなおうち、あたたかみのあるおうちなど、幅広いお家を施工しています。また、「おしゃれな家は『高く』ない。」という理念のもと、ローコスト平屋住宅を提供しています。

もしご興味を抱いていただけましたら、ぜひご来場予約をお願いします。LOWコストHIGHセンス住宅のご提案をさせていただきます。

つくば市の注文住宅ならファミリア株式会社

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監修者

池田 恵子

ファミリア株式会社 取締役

略歴

  • アトリエファイ建築研究所
    (建設・現場監理に従事。)
  • 池田林業株式会社
    (設計・現場監理に従事。後に取締役に就任し現在に至る。)

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